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たか橋でもくもく会#63

五條楽園に残る元お茶屋の町家で、畳の座敷にPCを広げる

公開日:
みみやこでIT編集部
イベントレポートもくもく会京都五條楽園町家コミュニティ
元お茶屋のたか橋にある赤い壁と木の天井の畳座敷で、テーブルにPCを広げてもくもく会をしている様子

この記事の要約

2026年9月20日10:30〜13:30の「みやこもくもく会#63」。会場は、京都市下京区・五條楽園に残る元お茶屋の二階建て町家「蕎麦手打ち たか橋」です。約100年前に建てられたと考えられる建物の畳座敷にPCを広げる回として、会場の様子と建物・部屋の特徴を記録します。

みやこもくもく会#63 @たか橋(元お茶屋さん)の会場は、京都・五條楽園の「蕎麦手打ち たか橋」です。

いつもの会議室やコワーキングスペースではなく、かつてお茶屋として使われてきた町家が今回の会場です。畳の座敷にテーブルを置き、その上にPCやノートを広げ、それぞれの作業に向き合う形式です。

元お茶屋のたか橋にある畳座敷で、テーブルにPCを広げてもくもく会をしている様子
元お茶屋のたか橋にある畳座敷で、テーブルにPCを広げてもくもく会をしている様子

開催概要

項目内容
イベントみやこもくもく会#63 @たか橋(元お茶屋さん)
日時2026年9月20日(日)10:30〜13:30
会場蕎麦手打ち たか橋(京都市下京区平居町23)
形式各自が持ち込んだ作業を進めるもくもく会
公式ページconnpass

約100年前の二階建て町家。2階にお茶屋の面影が残る

たか橋があるのは、鴨川の西側、かつて花街として栄えた五條楽園です。

京都美術工芸大学による調査紹介によると、建物は20世紀初め頃、今から約100年前に建てられたと考えられる二階建ての町家です。戦後に大きな増改築を受けながら使い継がれ、近年まで「お茶屋 たか橋」として営業していました。

お茶屋の営業後は花の稽古場やフリーマーケットのスペースなどにも使われ、2021年5月に現在の「蕎麦手打ち たか橋」として再出発しています。大学の調査では、1階の外観は住宅のように見える一方、2階にはお茶屋の構えが残ることも紹介されています。

もう一つ特徴的なのが、1階床下に残る第二次世界大戦中の防空壕跡です。たか橋は2022年2月、京都市の「京都を彩る建物や庭園」に選定されました。京都市の紹介でも、「お茶屋の面影を残す建物」として、この防空壕跡を含む歴史性が記録されています。

会場となる部屋:赤い壁、木の天井、畳の座敷

会場となる座敷は、写真だけでも一般的な会議室とはかなり違う表情を持っています。

足元は畳。壁は深い赤色で、天井には木の板と濃い色の梁が見えています。中央には木のテーブルが置かれ、その上にPC、ノート、飲み物が並ぶ。天井から下がる球形の照明も含め、和室の素材感と現在の内装が重なった空間です。

一方で、赤い壁や照明など、現在見えている内装のすべてが創建当初やお茶屋時代から残るものかは、公開資料からは確認できません。建物そのものの歴史と、現在の店舗として整えられた意匠は分けて捉える必要があります。

京都美術工芸大学の調査では、建物は戦後の増改築を経ており、内部も改装されています。だからこそ、たか橋は「昔の姿をそのまま凍結した建物」というより、使い方を変えながら残されてきた町家として見ると実態に近い場所です。

元お茶屋でPCを開く

もくもく会は、各自がやりたい作業を持ち込み、同じ場所で手を動かすシンプルな集まりです。

今回、その「同じ場所」は元お茶屋の町家です。約100年のあいだ用途を変えながら残ってきた建物で、いまはPCを開いてコードを書いたり、資料を作ったり、考え事をしたりする。

歴史的な建物を特別な鑑賞対象としてだけ扱うのではなく、現在の活動の場として使う。たか橋でもくもく会を開く面白さは、その時間の重なりそのものにあります。

「みやこでIT」では、技術だけではなく、京都の場所や地域との接点も含めてイベントをつくっています。今後の予定はイベント一覧からご確認ください。

📚この連載:会場ストーリー

連載一覧

お寺・大学・お茶屋建築など、みやこでITが活用してきた特徴的な会場の物語。

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