「みやこでIT」は、京都を拠点に活動するITエンジニア向けの勉強会・もくもく会・交流会コミュニティです。2019年2月に発足し、Webアプリケーション、AI、Web3、ブロックチェーン、アプリ開発などをテーマに、京都市内のお寺・町家・地域拠点などで継続的にイベントを開催しています。初心者・一人参加・学生・社会人も参加できます。
「みやこでIT」は、京都でITエンジニア・開発者・学生・企業担当者が継続的に集まるコミュニティとして、2019年に始まりました。
技術の学習機会を増やすだけでなく、企業・大学・自治体・地域の実践者とも交わりながら、もくもく会・勉強会・交流会・共催企画を継続して開催しています。
京都には、大学・研究機関・歴史ある地域資源・独自の文化、そして多様な技術・産業の担い手が集まっています。任天堂、オムロン、京セラといった世界的テクノロジー企業も本社を構えるこの街には、東京とは異なる技術の生態系があります。
「みやこでIT」は、そうした京都の地域性を活かし、技術者・企業・大学・行政関係者が継続的に接点を持てる場をつくっています。
京都のITエンジニア・デザイナー・学生・起業家・研究者・企業担当者など、技術やものづくりに関心がある方に開かれています。経験年数や所属に関係なく、それぞれの立場で参加できる場を目指しています。京都ITエンジニアの年収・転職・キャリアの情報は京都のITエンジニア完全ガイドに整理しています。
京都で開催するIT勉強会の全体像はこちらに集約しています。
各自の作業に集中しながら、技術者同士が知り合える場
技術や事例、実践知をテーマに学びを深める場
領域や立場を超えて人と出会い、次の挑戦につながる接点をつくる場
企業・大学・地域プレイヤーとテーマを持って協働する機会
短期間で課題に向き合い、プロトタイプをつくる場
技術書やビジネス書の学びを共有し、対話する場
「みやこでIT」は、Netsujo株式会社が運営する京都のITコミュニティです。Netsujoは、技術と事業、組織、地域をつなぎ、社会実装へ進めることを事業としています。「みやこでIT」は、その実践を地域に開く場として、京都のITエンジニアが働き、学び、つながるための接続基盤を担っています。
2019年2月の発足から7年、月次のもくもく会・勉強会・交流会を継続し、累計162回以上を数えます。connpass登録609名、連携団体14団体、佛現寺における会場連携は4年継続、ITエンジニア交流会in Kyotoは8回開催を数えます(2026年5月時点)。数字は規模を示す指標ですが、「みやこでIT」が価値として置いているのは、回数や人数ではなく、その場から生まれる人と人、人と事業、人と地域の継続的な接続です。
「みやこでIT」は、7年162回の運営知見を、地方IT人材コミュニティが再現できるフレームワークとして「TEMPLEモデル」に整理しました。寺院をはじめとする地域固有の場と、IT人材の学びを接続するという発想から命名しています。
コミュニティが扱う技術領域・地域課題・参加者層を明確に定義します。「京都の」「ITエンジニアの」と限定することで、参加目的が共有しやすくなり、初参加者の心理的ハードルが下がります。広げすぎず狭めすぎず、現場で活動を続けながら輪郭を整える運用が前提です。
会場・形式・場の空気など「どこで・どう集まるか」を設計します。「みやこでIT」は京都という都市の固有資源である寺院・町家・大学・伝統建築を活用し、場所そのものが持つ文脈で参加者の体験を非日常に変えています。会場が変われば集まる人も変わり、出会いの幅も広がります。
誰がどう参加するか、そしてどう定着するかを設計します。経営者・エンジニア・学生・研究者・自治体担当者が同じ卓で対話できる構成、初参加者が安心して発話できる導線、複数回参加で関係が深まる導線を意識し、単発参加をファン化へつなげます。
開催を支える役割を主催者ひとりに集中させず、仕組みで継続します。記録・告知・運営の役割を常連へ分散し、属人化を避けることで、主催者の異動・繁忙・退職があっても止まらない構造をつくります。継続そのものがコミュニティの引力を生みます。
コミュニティの内部だけで完結させず、自治体・大学・企業・他コミュニティと外部接続を続けます。地域に根ざしながら外とつながることで、人材や機会が循環します。接続は短期の数字ではなく、何年も続く関係として育てることを重視しています。
テーマ・会場・運営体制を固定化せず、参加者の関心や地域の状況に合わせて毎年更新します。固定化は安心感を生みますが、進化を止めると場の引力は徐々に失われます。
TEMPLEモデルの詳細と適用手順は事業会社が社内コミュニティを立ち上げる5ステップで解説しています。
定期開催を7年続けることで、書籍やWebの一般論では得られない、現場でしか確かめられない原則が見えてきました。「みやこでIT」は、こうした知見を独占せず、地域コミュニティ運営者・企業の社内コミュニティ担当者に開いていく姿勢を取っています。
同じ「もくもく会」でも、レンタルスペースで実施した場合と、佛現寺の本堂で実施した場合では、初参加者の動機・滞在時間・再訪率が大きく変わります。技術テーマだけでイベントを設計せず、京都という都市の固有資源を会場として組み込むことが、参加者体験を強く規定します。
単発の派手なイベントよりも、地味でも7年継続する定例会の方が、地域での信用・参加者の関係性・連携先からの相談を生みます。コミュニティ運営は単年プロジェクトではなく、長期の関係資産として捉える必要があります。
どれだけ場の質を上げても、初参加者全員がリピーターにはなりません。参加者の30%程度は次回不参加で、これは運営の失敗ではなく自然な現象です。再訪率を追うより、初参加者が一度の体験で「来てよかった」と感じる設計に集中する方が、結果的にコミュニティは伸びます。
企業・大学・自治体との連携を「1回のイベント協賛」で完結させると、お互いに学びが浅く、関係も続きません。佛現寺との4年継続、大正大学京都アカデミアとの定期会場連携のように、3年以上を見据えた関係設計が、双方にとって価値を生みます。
主宰者だけが企画・集客・当日運営をすべて抱えると、開催頻度は伸びず、本人の消耗で活動が止まります。会場パートナー・登壇者・連携団体に役割を分散し、主宰者は接続と方向づけに専念する構造を意図的に作ることが、7年継続の前提条件でした。
「みやこでIT」は、京都の寺院・町家・蕎麦屋・府庁の議場・大学施設など、京都固有の場所をイベント会場として活用しています。会場の選定そのものが、コミュニティの体験設計の一部です。
14代続く浄土真宗西本願寺派の寺院。2023年から「みやこでIT」のもくもく会・忘年会の主要会場として4年継続。本堂で畳に座りノートPCを開く体験は、レンタルスペースでは得られない集中と非日常を提供します。海外からのデジタルノマド参加者にも好評で、Digital Nomad Kyotoとの共催企画もここで実施しました。
京町家を改装した書道ギャラリー兼カフェ。江戸時代の食器、スペシャリティコーヒー、レコードが共存する空間で、京都の文化資源と技術の場が同居する独自のもくもく会を実施しています。
京阪伏見桃山駅から徒歩5分の寺院。2026年5月より新たな会場パートナーとして参加し、伏見区にも「みやこでIT」の活動領域を広げる起点となっています。
元お茶屋を改装した蕎麦屋。夜は蕎麦懐石を提供する空間で、技術と食文化が交差するもくもく会・交流会を開催しています。地域の生業に密着した場所での開催は、IT人材が地域に関わる接点となります。
京都府の歴史的建造物を活用したイベント開催。行政施設をIT人材コミュニティに開く実践として、産学官連携の象徴的な事例となっています。
「みやこでIT」が7年にわたって意識的に守ってきた運営の原則は、3つに整理できます。これらは新しい連携や企画を判断するときの基準にもなっています。
技術勉強会は、それ単体では「知識の共有」で終わります。「みやこでIT」では、勉強会・もくもく会・交流会で得た学びを、参加者の業務、企業のDX、自治体の施策、大学の研究へと接続することを意識しています。学びが実装や共創に変わる導線を、運営側が意図的に設計します。具体的には、テーマ選定の段階から実装の出口を意識し、参加後のフォローアップで連携先を紹介するなど、知識を社会実装に橋渡しする運営を続けています。
経験年数・所属・技術領域による暗黙のハードルを作らないことを徹底しています。初参加でも、未経験でも、経営者でも、学生でも、同じ場に並べる構造を維持します。これは「誰でも歓迎」という標語ではなく、運営側がイベント設計・告知文・当日の声かけ・席配置のすべてで意識的に作るものです。閉じたコミュニティは短期で居心地が良くなりますが、新しい接続を生まなくなり、長期では衰退します。
京都を「単なる開催地」として扱わず、寺院・町家・大学・伝統産業・行政との接続を、コミュニティ運営の中心に置きます。東京の延長として運営することは可能ですが、京都には京都固有の生態系があり、そこに根ざすことが、東京や他地域とは異なる独自性を生みます。会場選定、連携先選定、テーマ設定のすべてで、京都の文脈をどう活かすかを問い続けています。
7年162回の運営知見を、テーマごとに4本の連載シリーズに整理しています。それぞれ独立して読めます。
活動の具体例として、エコシステムから生まれた連携・受賞、コミュニティブログの一部を紹介します。
609名のエンジニアネットワーク
コミュニティから生まれたもの
「お寺でIT勉強会」のブランド化
コミュニティから生まれたもの
Chain Up KYOTOワーキンググループ参画
コミュニティから生まれたもの
ITエンジニア交流会in Kyotoシリーズ
コミュニティから生まれたもの
Web3・ブロックチェーン勉強会の継続開催
コミュニティから生まれたもの
お寺 × テクノロジー
コミュニティから生まれたもの
Brew & Build
コミュニティから生まれたもの
京都のITコミュニティブログ:Think IT連載
外部メディア寄稿
京都のITコミュニティブログ:参加者の声
ogurabreadさんインタビュー
京都のITコミュニティブログ:参加者の声
taipyさんインタビュー
京都のITコミュニティブログ:参加者の声
yamasawさんインタビュー
京都のITコミュニティブログ:参加者の声
Ashさんインタビュー
京都のITエンジニア向けイベント:WordPress編
過去イベントのアーカイブ
掲載はすべて出典URLを確認済みの事実のみ。
Tech Award in Hack Osaka 2024 一般コミュニティ部門 MVC(Most Variable Community)受賞(みやこでIT)
公益財団法人都市活力研究所・公益財団法人大阪産業局
資料でTEMPLEモデルを深く知る、次のもくもく会に参加する、企業・大学・自治体として連携を相談する。それぞれの関わり方をご用意しています。
7年162回の運営から抽出したコミュニティ運営フレームワークを1枚にまとめた資料を無料配布しています。
LM-3無料配布資料
Theme・Environment・Members・Persistence・Local・Evolution
対象:事業開発・人事・社内コミュニティ立ち上げ担当
京都を中心に、月2〜4回開催しているもくもく会・勉強会の予定を見て、connpassから申し込めます。
イベント一覧を見る企業・大学・自治体・地域プレイヤー向けの連携の内容・実績・スポンサーシップをご案内しています。
連携の内容を見る自治体・行政のDX・地域実証のご相談
本格的な自治体DX・実証実験の相談はNetsujoへ