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「みやこでIT」について

「みやこでIT」は、京都を拠点に活動するITエンジニア向けの勉強会・もくもく会・交流会コミュニティです。2019年2月に発足し、Webアプリケーション、AI、Web3、ブロックチェーン、アプリ開発などをテーマに、京都市内のお寺・町家・地域拠点などで継続的にイベントを開催しています。初心者・一人参加・学生・社会人も参加できます。

AI時代に、みやこでITが存在する理由

AIによって、私たちは以前よりずっと速く答えにたどり着けるようになりました。

知りたいことを調べる。
文章を書く。
アイデアを整理する。
コードを書く。
企画をつくる。
仕事を進める。

一人でできることは、これからさらに増えていくでしょう。

だからこそ、人が身体を伴って同じ場所に集まる意味はこれまで以上に大きくなると考えています。

AIは私たちが「探しているもの」へたどり着く力を大きくしてくれます。

一方、自分の中でまだ言葉になっていない関心や存在すら知らないものは自分から探すことが難しい。

人と話す。
違う仕事や世代、価値観に触れる。
京都を一緒に歩く。
一緒に食べる。飲む。考える。

そうした時間の中で初めて、自分の世界に入り込んでくるものがあります。

みやこでITは、「探していなかったもの」と出会える場所をつくります。

京都という都市を舞台に、人と技術、問いと場所が交わる。
そこから新しい関係が生まれていく。

主役は、集まる一人ひとりです。

仕事が生まれることもある。
友人ができることもある。
新しい企画や問いが立ち上がることもある。
その日の小さな出会いが、数年後に意味を持つこともある。

予定調和から少し離れる。

寄り道する時間。
偶然と出会う時間。
誰かと同じ場所を過ごす時間。

みやこでITは、そんな余白を京都につくり続けます。

京都でやる意味

京都には、大学・研究機関・歴史ある地域資源・独自の文化、そして多様な技術・産業の担い手が集まっています。任天堂、オムロン、京セラといった世界的テクノロジー企業も本社を構えるこの街には、東京とは異なる技術の生態系があります。

「みやこでIT」は、そうした京都の地域性を活かし、技術者・企業・大学・行政関係者が継続的に接点を持てる場をつくっています。

誰に開かれているか

京都のITエンジニア・デザイナー・学生・起業家・研究者・企業担当者など、技術やものづくりに関心がある方に開かれています。経験年数や所属に関係なく、それぞれの立場で参加できる場を目指しています。京都ITエンジニアの年収・転職・キャリアの情報は京都のITエンジニア完全ガイドに整理しています。

活動の形

京都で開催するIT勉強会の全体像はこちらに集約しています。

もくもく会

各自の作業に集中しながら、技術者同士が知り合える場

勉強会

技術や事例、実践知をテーマに学びを深める場

交流会

領域や立場を超えて人と出会い、次の挑戦につながる接点をつくる場

共催企画

企業・大学・地域プレイヤーとテーマを持って協働する機会

ハッカソン

短期間で課題に向き合い、プロトタイプをつくる場

読書感想共有会

技術書やビジネス書の学びを共有し、対話する場

運営について

「みやこでIT」は、Netsujo株式会社が運営する京都のITコミュニティです。Netsujoは、技術と事業、組織、地域をつなぎ、社会実装へ進めることを事業としています。「みやこでIT」は、その実践を地域に開く場として、京都のITエンジニアが働き、学び、つながるための接続基盤を担っています。

数字で見る「みやこでIT」

643+
メンバー
164+
イベント開催
7年
運営
14
これまでのコラボ

2019年2月の発足から7年、月次のもくもく会・勉強会・交流会を継続し、累計164回以上を数えます。connpass登録643名、連携団体14団体、佛現寺における会場連携は2024年4月から継続、ITエンジニア交流会in Kyotoは8回開催を数えます(数値は最新のconnpass同期時点)。数字は規模を示す指標ですが、「みやこでIT」が価値として置いているのは、回数や人数ではなく、その場から生まれる人と人、人と事業、人と地域の継続的な接続です。

TEMPLEモデル — コミュニティ運営の6軸

「みやこでIT」は、7年164回の運営知見を、地方IT人材コミュニティが再現できるフレームワークとして「TEMPLEモデル」に整理しました。寺院をはじめとする地域固有の場と、IT人材の学びを接続するという発想から命名しています。

6軸の詳細を見る
TTheme(テーマ)

コミュニティが扱う技術領域・地域課題・参加者層を明確に定義します。「京都の」「ITエンジニアの」と限定することで、参加目的が共有しやすくなり、初参加者の心理的ハードルが下がります。広げすぎず狭めすぎず、現場で活動を続けながら輪郭を整える運用が前提です。

EEnvironment(環境)

会場・形式・場の空気など「どこで・どう集まるか」を設計します。「みやこでIT」は京都という都市の固有資源である寺院・町家・大学・伝統建築を活用し、場所そのものが持つ文脈で参加者の体験を非日常に変えています。会場が変われば集まる人も変わり、出会いの幅も広がります。

MMembers(メンバー)

誰がどう参加するか、そしてどう定着するかを設計します。経営者・エンジニア・学生・研究者・自治体担当者が同じ卓で対話できる構成、初参加者が安心して発話できる導線、複数回参加で関係が深まる導線を意識し、単発参加をファン化へつなげます。

PPersistence(継続)

開催を支える役割を主催者ひとりに集中させず、仕組みで継続します。記録・告知・運営の役割を常連へ分散し、属人化を避けることで、主催者の異動・繁忙・退職があっても止まらない構造をつくります。継続そのものがコミュニティの引力を生みます。

LLocal(外部連携)

コミュニティの内部だけで完結させず、自治体・大学・企業・他コミュニティと外部接続を続けます。地域に根ざしながら外とつながることで、人材や機会が循環します。接続は短期の数字ではなく、何年も続く関係として育てることを重視しています。

EEvolution(進化)

テーマ・会場・運営体制を固定化せず、参加者の関心や地域の状況に合わせて毎年更新します。固定化は安心感を生みますが、進化を止めると場の引力は徐々に失われます。

TEMPLEモデルの詳細と適用手順は事業会社が社内コミュニティを立ち上げる5ステップで解説しています。

7年164回の運営で見えた知見

定期開催を7年続けることで、書籍やWebの一般論では得られない、現場でしか確かめられない原則が見えてきました。「みやこでIT」は、こうした知見を独占せず、地域コミュニティ運営者・企業の社内コミュニティ担当者に開いていく姿勢を取っています。

運営で見えた5つの知見を読む

1.場所の力は技術トピックを上回ることがある

同じ「もくもく会」でも、レンタルスペースで実施した場合と、佛現寺の本堂で実施した場合では、初参加者の動機・滞在時間・再訪率が大きく変わります。技術テーマだけでイベントを設計せず、京都という都市の固有資源を会場として組み込むことが、参加者体験を強く規定します。

2.続けることが最大の差別化になる

単発の派手なイベントよりも、地味でも7年継続する定例会の方が、地域での信用・参加者の関係性・連携先からの相談を生みます。コミュニティ運営は単年プロジェクトではなく、長期の関係資産として捉える必要があります。

3.すべての初参加者が次回も参加するとは限らない

どれだけ場の質を上げても、初参加者全員がリピーターになるとは限りません。再訪率だけを追うより、初参加者が一度の体験で「来てよかった」と感じられる設計に集中します。

4.連携は1回のイベントではなく、3年単位で設計する

企業・大学・自治体との連携を「1回のイベント協賛」で完結させると、お互いに学びが浅く、関係も続きません。佛現寺との2024年4月から続く会場連携、大正大学京都アカデミアとの定期会場連携のように、複数年を見据えた関係設計が、双方にとって価値を生みます。

5.運営者自身がボトルネックにならない設計

主宰者だけが企画・集客・当日運営をすべて抱えると、開催頻度は伸びず、本人の消耗で活動が止まります。会場パートナー・登壇者・連携団体に役割を分散し、主宰者は接続と方向づけに専念する構造を意図的に作ることが、7年継続の前提条件でした。

主要会場とその意義

「みやこでIT」は、京都の寺院・町家・蕎麦屋・府庁の議場・大学施設など、京都固有の場所をイベント会場として活用しています。会場の選定そのものが、コミュニティの体験設計の一部です。

主要会場5か所を見る

佛現寺(六角油小路)

14代続く浄土真宗西本願寺派の寺院。2024年4月から「みやこでIT」のもくもく会・忘年会の主要会場として継続。本堂で畳に座りノートPCを開く体験は、レンタルスペースでは得られない集中と非日常を提供します。海外からのデジタルノマド参加者にも好評で、Digital Nomad Kyotoとの共催企画もここで実施しました。

宏寛堂(烏丸御池)

京町家を改装した書道ギャラリー兼カフェ。江戸時代の食器、スペシャリティコーヒー、レコードが共存する空間で、京都の文化資源と技術の場が同居する独自のもくもく会を実施しています。

大光寺(伏見桃山)

京阪伏見桃山駅から徒歩5分の寺院。2026年5月より新たな会場パートナーとして参加し、伏見区にも「みやこでIT」の活動領域を広げる起点となっています。

蕎麦手打ち たか橋(五条河原町)

元お茶屋を改装した蕎麦屋。夜は蕎麦懐石を提供する空間で、技術と食文化が交差するもくもく会・交流会を開催しています。地域の生業に密着した場所での開催は、IT人材が地域に関わる接点となります。

京都府庁旧議場

京都府の歴史的建造物を活用したイベント開催。行政施設をIT人材コミュニティに開く実践として、産学官連携の象徴的な事例となっています。

コミュニティ運営の3つの原則

「みやこでIT」が7年にわたって意識的に守ってきた運営の原則は、3つに整理できます。これらは新しい連携や企画を判断するときの基準にもなっています。

原則1: 学びを実装と共創に変える

技術勉強会は、それ単体では「知識の共有」で終わります。「みやこでIT」では、勉強会・もくもく会・交流会で得た学びを、参加者の業務、企業のDX、自治体の施策、大学の研究へと接続することを意識しています。学びが実装や共創に変わる導線を、運営側が意図的に設計します。具体的には、テーマ選定の段階から実装の出口を意識し、参加後のフォローアップで連携先を紹介するなど、知識を社会実装に橋渡しする運営を続けています。

原則2: 開かれた場であり続ける

経験年数・所属・技術領域による暗黙のハードルを作らないことを徹底しています。初参加でも、未経験でも、経営者でも、学生でも、同じ場に並べる構造を維持します。これは「誰でも歓迎」という標語ではなく、運営側がイベント設計・告知文・当日の声かけ・席配置のすべてで意識的に作るものです。閉じたコミュニティは短期で居心地が良くなりますが、新しい接続を生まなくなり、長期では衰退します。

原則3: 京都の文脈を活かす

京都を「単なる開催地」として扱わず、寺院・町家・大学・伝統産業・行政との接続を、コミュニティ運営の中心に置きます。東京の延長として運営することは可能ですが、京都には京都固有の生態系があり、そこに根ざすことが、東京や他地域とは異なる独自性を生みます。会場選定、連携先選定、テーマ設定のすべてで、京都の文脈をどう活かすかを問い続けています。

Whitepaper 2026

京都ITコミュニティの2019〜2026年データを公開しています

162件のイベント記録と参加登録統計を、算出方法・データの限界・CSV/JSONつきで公開しています(2026年7月17日時点で固定した集計)。connpassの登録数であり、当日の実参加を示すものではありません。

京都ITコミュニティ白書2026を見る

出典付き実績

掲載はすべて出典URLを確認済みの事実のみ。

ワーキンググループ

Chain Up KYOTOワーキンググループ参画

京都府 総合政策環境部デジタル政策推進課

登壇・講師2025-06

はじめてのブロックチェーン勉強会(龍谷大学・桃山学院大学共催)講師

NEMTUS(共催: 龍谷大学プログラミング部Horizonほか)

メディア掲載2025-03

クリエイターズステーション インタビュー掲載

クリエイターズステーション

受賞2023-04

NEMTUS Hackathon HACK+ 2023 最優秀賞(献血支援DApp「Cycle」/チーム名「みやこでIT」)

NPO法人NEM技術普及推進会(NEMTUS)

受賞2024-11

Tech Award in Hack Osaka 2024 一般コミュニティ部門 MVC(Most Variable Community)受賞(みやこでIT)

公益財団法人都市活力研究所・公益財団法人大阪産業局

次の一歩を選ぶ

資料でTEMPLEモデルを深く知る、次のもくもく会に参加する、企業・大学・自治体として連携を相談する。それぞれの関わり方をご用意しています。

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TEMPLEフレームワーク資料

7年164回の運営から抽出したコミュニティ運営フレームワークを1枚にまとめた資料を無料配布しています。

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LM-3無料配布資料

TEMPLEモデル:7年164回コミュニティ運営フレームワーク

Theme・Environment・Members・Persistence・Local・Evolution

対象:事業開発・人事・社内コミュニティ立ち上げ担当

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次回のもくもく会へ参加する

京都を中心に、月2〜4回開催しているもくもく会・勉強会の予定を見て、connpassから申し込めます。

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