
ITエンジニアのための量子コンピュータ入門シリーズ(全3回)を、順番に学べるようまとめたガイドです。
このシリーズは、量子力学の基礎から量子回路、Shorのアルゴリズムまでを、数式を最小限に抑えてコードと直感で理解することを狙った勉強会です。京都のITエンジニアコミュニティ「みやこでIT」が主催しています。ここでは各回の狙いと、開催レポートへのたどり方を整理します。
このシリーズで学べること
結論として、量子コンピュータの「何が違うのか」を、専門書に入る前の入り口として体感できます。
重ね合わせや量子もつれといった概念は、数式だけで追うと途中で止まりがちです。本シリーズは数式を最小限に抑え、コードと直感で概念をつかむ構成にしています。入門者向けで、第2回は第1回に参加していなくても参加できると案内しています。会場は京町家「宏寛堂」やオンラインを回によって使い分けています。
第1回:量子力学の基礎
まず第1回では、量子力学の導入として重ね合わせ・量子もつれの概念を扱いました。
2026年5月25日に京町家「宏寛堂」で開催した第1回の内容は、量子力学入門 第1回の開催レポートにまとめています。講義の合間にお茶とヨガのインターバルを挟みながら、量子コンピュータを理解する入口となる見取り図を学ぶ2時間でした。
数学の予習:線形代数と複素数
結論として、量子コンピュータの理解には線形代数と複素数の勘所が役立ちます。
そこで、量子ビット・ブロッホ球・量子ゲートをやさしく解説する数学の入門回を設けています。詳しくは量子コンピュータのための数学入門を参照してください。つまずきやすい数学を先に押さえておくと、各回の理解がスムーズになります。
第2回:量子回路とShorのアルゴリズム
第2回では、量子計算が実際にどう動くのかを、量子回路とShorのアルゴリズムを通して扱いました。
2026年6月29日に開催した第2回のレポートは、量子計算はどう動く?量子回路とShorのアルゴリズムにまとめています。量子回路の読み方から、Shorのアルゴリズムが何を解くのかまでを追う内容です。
第3回:現実の量子コンピュータとIBM実機
第3回は2026年7月27日、京都・五条の「不思議な宿」で開催しました。超伝導、イオントラップ、中性原子、光量子という4つの実装方式を比較し、QiskitからIBM Quantum実機へ回路を送る流れを学びました。
第3回の開催レポートでは、ベル状態の実行結果に現れるノイズと、Grover探索で正解状態の振幅を増幅する仕組みを、講義資料の数値とともに紹介しています。よくある質問
量子コンピュータの知識がなくても参加できますか?
はい、入門者向けの構成です。数式は最小限に抑え、コードと直感で概念を理解する進め方にしています。
第1回に参加していなくても第2回から参加できますか?
第2回は、第1回に参加していなくても参加できると案内しています。数学に不安がある場合は、数学の入門回のレポートを先に読んでおくと理解が進みます。
会場はどこですか?
回によって異なります。京町家「宏寛堂」で開催した回と、オンラインで開催した回があります。会場は各回の募集ページに記載しています。
参加するにはどうすればよいですか?
connpassの「みやこでIT」から申し込みます。もくもく会を含む参加方法の基本はもくもく会の参加方法ガイドにまとめています。
数式が苦手でもついていけますか?
数式は最小限にしています。線形代数・複素数の勘所を扱う数学の入門回もあるため、数式に不安がある方はそちらから読み始めるとよいです。
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