製造業エンジニア・松浦さんが「みやこでIT」に通い続ける理由
社外交流、AI時代のキャッチアップ、そして「開かれた雰囲気」
この記事の要約
製造業で装置制御やWindowsソフトウェアの保守・開発に携わる松浦さんは、社外の人との交流と技術情報のキャッチアップを目的に「みやこでIT」へ参加しました。2〜3年通い続けるなかで顔見知りが増え、「常連だけで固まらず、初参加者にも開かれている」雰囲気を魅力に挙げます。今後はライトニングトーク(LT)やコミュニティ運営の手伝いにも関心を示しています。
※本記事は2026年8月23日に実施したインタビューをもとに、発言の趣旨を変えない範囲で言いよどみや重複を整えて構成しています。
「みやこでIT」に参加する人は、普段どんな仕事をしていて、何を求めてコミュニティへ足を運んでいるのでしょうか。
今回は、製造業の現場でエンジニアとして働く松浦さんに話を聞きました。新卒から同じ領域で仕事を続けながら、会社の外へ出て人と話し、変化の速い技術情報に触れる場として「みやこでIT」へ2〜3年ほど継続して参加しています。
製造業の現場で、装置制御とWindowsソフトウェアを開発
――まず、普段のお仕事について教えてください。製造業でエンジニアをしています。いわゆるIT企業というよりは、工場で使う装置に近い仕事です。
装置を制御するコントローラーに関わったり、古い技術で作られた専用のWindowsソフトウェアをメンテナンスしたり、新しく開発したりしています。新卒からずっとこの領域で仕事を続けています。
「京都で何かないかな」とConnpassを見て見つけた
――「みやこでIT」を知ったきっかけは何でしたか。Connpassで「京都で何かないかな」と探していたときに見つけました。
京都では参加できるコミュニティの選択肢がそれほど多くないと感じていたなかで、「みやこでIT」は継続的にイベントが立ち上がっていて目に留まりました。日程や時間が合うときに参加するようになりました。
会社の外で人と話し、AI時代の情報を拾う
――参加する前は、どんなことを求めていましたか。会社の中だけにいるより、外の人と話すのも楽しいと思っています。
それに、特にAIが広がってからは情報の変化がすごく速くなりました。こういう場に顔を出して、まずキーワードを聞く。それをきっかけに自分で調べると、キャッチアップしやすいんです。
コミュニティに参加する価値は、完成された知識を受け取ることだけではありません。自分の仕事だけをしていると出会わない言葉やテーマに触れ、次に調べる入口を持ち帰れることも、松浦さんが感じている価値のひとつです。
2〜3年通ううちに、顔見知りが増えて参加しやすくなった
――もう長く参加していただいていますよね。2〜3年くらいになります。毎回ではないですが、細く長く参加しています。
何度か参加するうちに、コミュニティの中で顔見知りの人が増えてきました。まったく知らない場所へ初めて行くときは少し気力が必要ですが、ここは知っている人が増えてきて、以前より参加しやすくなっています。
「みやこでIT」では、初参加の人と継続参加の人が同じ場にいることを大切にしています。継続して来る人が増えることは、単にリピーター数が増えることではなく、次に来たときに話せる相手がいる状態をつくることでもあります。
「常連だけで固まっていない」のがいい
――このコミュニティの良いところを挙げるとしたら、どこでしょう。新しい方も毎回参加していますし、常連の人たちだけで固まっている感じがありません。
常連ばかりで固まってしまうと、初めて来た人は入りにくいと思います。その点、「みやこでIT」は開かれた感じがあるところがいいですね。
長く続くコミュニティほど、既存メンバーの関係が強くなります。一方で、その関係性が新しい参加者の入りにくさにつながれば、コミュニティは閉じていきます。
松浦さんの言葉は、「継続参加者がいること」と「初参加者が入りやすいこと」を両立させる必要性を、運営側にも改めて示してくれました。
次はLTや、運営を手伝う側にも
――これからコミュニティの中でやってみたいことはありますか。短いLTくらいなら、機会があれば出てみてもいいかなと思っています。
以前、イベントで登壇や知識共有がある回に参加したことがあって、まとまった知識を得たり、そのテーマについて話したりできるのが面白かったです。そういう機会がまたあるとうれしいですね。
あとは、何か手伝えることがあれば、コミュニティの運営にも協力できればと思っています。
参加するだけだった人が、話す側や手伝う側へ少しずつ移っていく。そうした循環が生まれることは、地域コミュニティを長く続けるうえで重要です。「みやこでIT」でも、今後あらためてLTの機会をつくっていきます。
IT専門職でなくても、興味があれば参加できる
――最後に、京都や関西でITコミュニティを探している人へメッセージをお願いします。ITを専門の仕事にしていない方も参加しています。少しでも興味があるなら、ぜひ参加してみてほしいです。
「みやこでIT」は、エンジニアだけに閉じた場ではありません。技術そのものに興味がある人、会社の外で新しい人と話したい人、最近のAIやITの変化を知るきっかけがほしい人も参加しています。
初めての場へ行くのには、少しエネルギーが必要です。だからこそ、何度目でも戻って来られる関係と、初参加でも入りやすい空気の両方をつくる。それが、今回のインタビューから改めて確認できた「みやこでIT」のあり方でした。
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