
ITエンジニア向けのイベントを開催・参加するとき、どのプラットフォームを使うかは地味に重要です。告知の到達範囲、参加者層、UI、無料/有料、データ分析のしやすさなど、サービスによって特性が大きく異なります。
「みやこでIT」は7年で162回のイベントを開催し、その過程で複数のプラットフォームを使い比べてきました。この記事では、主要3サービス(connpass・Doorkeeper・Meetup)の特徴と、実務的な使い分けを整理します。
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主要3プラットフォームの概要
| 項目 | connpass | Doorkeeper | Meetup |
|---|---|---|---|
| 本社 | 日本 | 日本 | アメリカ |
| 主なユーザー層 | 日本のエンジニア | 国内技術コミュニティ | 国際・多ジャンル |
| 無料プラン | あり | あり(制限付き) | なし(2020年以降) |
| 言語 | 日本語 | 日英 | 多言語 |
| 決済機能 | なし(外部連携) | あり | あり |
| API | あり | あり | あり |
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connpass: 日本のエンジニア勉強会の標準
一言で言うと: 日本のITエンジニアコミュニティのデファクトスタンダード。 強み:- 日本のエンジニアユーザーベースが大きく、告知の到達が最も広い
- シンプルなUI、イベント作成が速い
- グループ機能で継続運営がやりやすい
- 無料プランで運営できる範囲が広い
- X(Twitter)連携が強い
- 決済機能がない(Stripe等を外部連携する必要あり)
- 海外ユーザーにはほぼ認知されていない
- UIが若干古く、カスタマイズ性は低い
- SEO的には強くない(個別イベントページが検索上位に来にくい)
- 日本人エンジニア向けの無料〜低価格イベント
- 定期開催のコミュニティ運営
- 告知のリーチを最優先したい場合
「みやこでIT」はメインでconnpassを使っています。理由はユーザーベースの大きさ。告知を出せば、過去の参加者だけでなく、新規ユーザーへの自然流入も期待できます。
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Doorkeeper: 有料・クローズド向けの選択肢
一言で言うと: 技術コミュニティ向けだが、有料イベントやメンバーシップ制に強い。 強み:- 決済機能が組み込まれている(Stripe連携)
- メンバーシップ制、招待制、承認制などの機能が豊富
- UIが洗練されている
- 英語対応が比較的しっかりしている
- コミュニティ単位の運営機能が強い
- ユーザーベースがconnpassより小さい
- 無料プランの機能制限が強い
- 新規参加者の流入は期待しにくい
- 有料カンファレンス
- メンバー限定の勉強会
- クローズドなコミュニティ
- 企業主催の技術イベント
「みやこでIT」では、過去に試験的に使ったことがありますが、メインでは使っていません。理由は告知のリーチがconnpassより狭いこと。一方、Rubyコミュニティや特定技術の専門勉強会ではDoorkeeperが主流のケースもあります。
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Meetup: 国際・多ジャンル向け
一言で言うと: 世界中のコミュニティ活動を支えるプラットフォーム。IT以外のジャンルも含む。 強み:- グローバルなユーザーベース
- 多ジャンル(IT、スポーツ、語学、趣味、ビジネス)
- 国際イベント・デジタルノマド層にリーチできる
- アプリ・UIが洗練されている
- 位置情報ベースの推薦機能が強い
- 2020年以降、主催者の無料プランが廃止(月額課金必須)
- 日本のエンジニアにはそれほど浸透していない
- 日本語UIはあるが、検索は日本ユーザーに最適化されていない
- 技術系に特化していない
- 海外在住者・デジタルノマド向けイベント
- 多ジャンルを組み合わせたコミュニティ
- 英語メインのイベント
- 国際交流を目的としたイベント
「みやこでIT」自身では使っていませんが、共催先のDigital Nomad KyotoはMeetupを使っています。海外エンジニアとの共催イベントでは、Meetupを併用することで集客層が広がります。
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使い分けの指針
以下の質問に答えると、どのプラットフォームを選ぶべきか見えてきます。
Q1.参加者は誰?- 日本人エンジニアメイン → connpass
- 有料・クローズド → Doorkeeper
- 海外・多ジャンル → Meetup
- 無料 → connpass(Meetupは月額課金必須)
- 有料(3,000円以上) → Doorkeeper or Meetup
- はい → connpass(日本のエンジニア層への到達が最大)
- いいえ、クローズドでいい → Doorkeeper
- 月1以上 → どれでもOK(グループ機能を活用)
- 単発 → connpassがシンプル
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併用戦略
単一プラットフォームに絞る必要はありません。実際、「みやこでIT」でもイベントによって併用しています。
- メイン: connpass(162回中ほぼ全て)
- 共催時: 共催相手のプラットフォーム(Doorkeeper、Meetup)
- 特殊イベント: 独自フォーム+Stripe(大型ハッカソン等)
複数使うことで、各プラットフォームのユーザー層にリーチでき、告知の広がりが変わります。
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まとめ: connpassを基軸に、用途で補強
日本でITエンジニア向けイベントをやるなら、まずconnpassを使うのが正解です。ユーザーベース、無料プラン、UIの使いやすさ、3拍子揃っています。
そこから、イベントの性質に応じてDoorkeeper・Meetupを併用する、という運用が現実的です。プラットフォーム選びに迷って時間を使うより、まず告知を出し、イベントを開き、参加者の反応を見ることに時間を使う方が価値があります。
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もし京都周辺でイベントを探している方は、「みやこでIT」のconnpassから最新情報を追えます。月1〜2回のペースで開催しています。
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