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思考実験:「みやこでIT」の理想の在り方をポケモンから考えてみる

公開日:
最終更新日:
飯飯田 友広
コミュニティ運営みやこでIT思考実験コミュニティ設計運営ノウハウ
会話を中心に人物・成長・道具を結んだ図

コミュニティを"参加したくなる場"として育てるにはどうすればいいか

「みやこでITコミュニティも、ポケモンのようにしたい」。

こういう言い方をすると少し大げさに聞こえるかもしれません。

たぶん欲しいのは、小さく始まったものが少しずつ人を巻き込み、長く続き、広がり、気づけば文化みたいになっている状態です。

「みやこでIT」も、そういう存在に育てられたら強い。

京都でITに関わる人が自然と集まり、何かを持ち帰り、また戻ってきて、誰かを連れてきて、時間とともに価値が積み上がっていく。そんな場として。

この記事では、ポケモンをヒントにしながら、「みやこでIT」の理想の姿をAIと一緒に考えてみます。

キャラクターやグッズの話というより、人が何度も参加したくなる構造って何だろうという話です。

これは、「みやこでIT」だけの話でもなく、地域コミュニティ、企業コミュニティ、勉強会、ユーザー会、プロダクト運営にもかなり応用が利く考え方ではないかと考えています。

---

ポケモンIPの強さって、何なんだろう

ポケモンを見ると、まずキャラクターや世界観の強さに目が行きます。

ただ、もっと根っこにあるのは「人が繰り返し関わりたくなる仕組み」です。

たとえば、ポケモンにはこんな強さがあります。

  • 誰でも入りやすい
  • すぐに参加できる
  • 集めたくなる
  • 人と交換したくなる
  • 対戦したくなる
  • 比較や共有が起きる
  • 新しい要素が増え続ける
  • 一度離れても戻ってきやすい
  • 初心者でも入れる
  • 深くハマる人にもとことん刺さる

こうして見ると、ポケモンの本体って「キャラがかわいい」だけじゃないんですよね。

何度も関わりたくなる行動の流れが、ものすごく強い。

「みやこでIT」を考えるときも、ここはかなり参考になります。

見た目やブランドももちろん大切だけれど、「人がどう動くか」を見た方がいい。

---

「みやこでIT」に置き換えるとどうなるか

ここで考えたいのが、

「みやこでIT」にとっての「捕まえる・交換する・対戦する」って何だろう

という問いです。

ここが見えると、コミュニティの設計がかなり立体的になるかも・・・?

「みやこでIT」版の「捕まえる」

参加した人が手に入れるものです。

  • 新しい知識
  • 新しいつながり
  • 新しい役割
  • 実績
  • 発表経験
  • 制作物
  • 信頼
  • 京都のIT文脈に入るきっかけ

参加するたびに「何か持って帰れた」と感じられると、参加者はまた行きたくなる。

「みやこでIT」版の「交換する」

参加者同士で循環するものです。

  • 知見
  • 人脈
  • フィードバック
  • 仕事のきっかけ
  • 共催先
  • アイデア
  • 学生と社会人の接点
  • 企業と個人の接点

コミュニティが育ってくると、運営だけが価値を出す場ではなくなります。

参加者同士のコミュニケーションの循環が最も価値が高い。

「みやこでIT」版の「対戦する」

ここでいう対戦は、勝ち負けを競うことだけじゃありません。

挑戦したり、見せたり、少し緊張感のある場に出たりすることです。

  • LT
  • ハッカソン
  • 成果発表
  • アイデアソン
  • 制作チャレンジ
  • 月次テーマでのアウトプット

学ぶ、つながる、だけでも良い場は作れます。

ただ、そこに「試してみる」「見せてみる」「やってみる」が入ると、一気に記憶に残る場になります。

まとめると、「みやこでIT」は

学びを集めて、関係を交換して、アウトプットで挑戦する場

ということをこれまで以上に意識してコミュニティを育てていけると、かなり面白くなっていきそうです。

---

「みやこでIT」が強くなるための条件

ここからは、ポケモンっぽい広がり方をするために必要そうな条件を整理してみます。

1.入口が広い

最初の入口はやっぱり重要です。

「みやこでIT」で必要なのは、たとえばこんな状態です。

  • 初参加しやすい
  • 学生も入りやすい
  • 非エンジニアも一部関われる
  • 技術レベルが違っても居場所がある
  • とりあえず来るだけでも意味がある

空気が濃すぎると、内輪としては気持ちよくても広がりません。

広がりたいなら、入口は意識して広くしておく必要があります。

内輪ノリが強くならないように注意することは、

運営としてちゃんと意識し続けないといけませんね。

2.深くハマれる階段がある

入口が広いだけだと、薄い場になります。

続いていく場には、深く関われる階段があります。

たとえば、

  • 常連になる
  • 登壇する
  • 運営に関わる
  • テーマ別の企画に入る
  • 一緒に作る
  • 外部連携の中心になる

みたいな流れです。

「何度か参加して終わり」ではなく、「関わるほど役割が増える」。

この設計があると、コミュニティに厚みが出る。

これを明示的にしておくことが、重要か、、

3.集めたくなるものがある

人は、積み上がるものがあると楽しくなります。

ここはかなり大事です。

「みやこでIT」で集めるものは、最初からグッズである必要はありません。

まずは、参加した人の履歴や成長が見えることの方が重要です。

  • 参加実績
  • 登壇履歴
  • 制作実績
  • 貢献履歴
  • コラボ履歴
  • コミュニティ内での役割
  • 京都IT圏での信頼

「この場に関わってきた自分」が少しずつ形になると、人は残りやすい。

ブロックチェーンを活用したNFT・SBTを証明書として活用していくことは構想としてはずっと持っています。

4.人に渡したくなるものがある

一人で完結する場は、どうしても広がりに限界があります。

誰かに紹介したくなる、一緒に来たくなる、教えたくなる。そういう流れがあると広がります。

  • 誰かを誘いたくなる
  • 一緒に参加したくなる
  • 学んだことを共有したくなる
  • 共催したくなる
  • 他の人にも体験してほしくなる

個人の体験が、次の参加者を連れてくる。

今の「みやこでIT」にそういう強い要素があるかどうか。

まずはリファラル採用みたいに、「友達を連れてきたら無料参加」をやってみる?

きっかけ作りには良いのだろうか。

5.少しずつ更新されていく

毎月同じ会を丁寧に続けること自体には価値があります。

ただ、それだけだと習慣にはなっても、物語にはなりにくい。

だからこそ、

  • 新テーマ
  • 新しい共催
  • 新しい会場
  • 新シリーズ
  • 新しい挑戦機会
  • 年次の大きな企画

みたいな更新が必要です。

少しずつ新しさが足されていくと、「また行こうかな」が生まれます。

---

「みやこでIT」は"参加IP"として育てると面白い

ここでひとつ大きな整理をすると、「みやこでIT」は「見て楽しむもの」というより、参加するほど価値が増えるものとして育てるのが合っている気がします。

つまり、マスコットやグッズを先に考えるより、まず大事なのは

  • 参加履歴
  • つながり
  • 実績
  • 制作
  • 共創体験
  • 信頼

みたいなものです。

このあたりが積み上がっていくと、「みやこでIT」そのものが資産になります。

整理すると、「みやこでIT」の資産になりそうなものはこんな感じです。

  • 名前
  • 京都との結びつき
  • 継続開催の歴史
  • 信頼ある運営
  • 参加者ネットワーク
  • アウトプット文化
  • 実装文化
  • コラボ実績
  • 京都IT圏での象徴性
  • 参加者の記憶

こういうものって、地味に見えるけど長く効きます。

しかも、あとから急に作れるものではない。だから強い。

---

どう展開していくと良さそうか

ここは5つのフェーズで考えると整理しやすいです。

フェーズ1:コア体験を言葉にする

まず必要なのは、「みやこでIT」が「何の場なのか」を一言で言えることです。

たとえば、

  • 京都で、学び、つながり、作ってみる
  • 京都のIT人材が、学びと交流を実装に変える場

みたいな言い方です。

長い説明より、「ここに来ると何をするのか」がすぐ伝わる言葉の方が強いです。

フェーズ2:繰り返す行動を決める

人が何度も参加する場には、だいたい同じ流れがあります。

  • 来る
  • 学ぶ
  • 話す
  • 作る
  • 発表する
  • つながる
  • また来る

毎回すべて同じ内容である必要はありません。

ただ、この流れが自然に回るようになっていると、参加が習慣になります。

フェーズ3:蓄積を見えるようにする

これはかなり重要です。

  • 参加回数
  • 登壇回数
  • 制作数
  • コラボ履歴
  • 貢献バッジ
  • コミュニティ内の役割

こういうものが見えると、人は関わり続けやすくなります。

Web3の文脈があるなら、このあたりは将来的にかなり相性が良いです。

ただ、最初から技術を前面に出すより、先に「人が誇れる履歴」を作る方が自然です。

フェーズ4:外との接続を増やす

内輪で完結すると、どこかで伸びが止まります。

だから外との接続が必要です。

  • 企業
  • 大学
  • 自治体
  • 他コミュニティ
  • スタートアップ
  • 海外人材

こういう接点が増えると、「ここにいると広がる」という実感が出てきます。

フェーズ5:象徴を作る

最後に、シンボルや代表イベントが効いてきます。

  • 年次カンファレンス
  • 代表イベント
  • 記念バッジ
  • 参加証明
  • オリジナル企画シリーズ
  • シンボルとなるビジュアル

ここまで来ると、場の輪郭がかなり強くなります。

---

Netsujoとの関係で見ると、「みやこでIT」はかなり重要な母艦になれる

「みやこでIT」とNetsujoの関係も、かなり大事です。

「みやこでIT」は、人とテーマと信頼が集まり、循環する母艦として見ましょう。

そこから自然に、

  • プロジェクト
  • 共創
  • PoC
  • 研究実装

が生まれていくのが理想です。

---

一文で言うなら、「みやこでIT」をどうしたいのか

ここまでを一文でまとめると、こうなります。

「みやこでIT」を、京都でITに関わる人が、参加し、つながり、挑戦し、履歴を積み上げ、何度でも戻ってこられる参加型の文化資産にする。

これなら、理想としても大きいし、運営の指針としても使いやすいです。

---

最後に、自分たちの場に置き換えるなら考えたい3つのこと

この話は、「みやこでIT」以外にもかなり使えます。

自分のコミュニティや事業に置き換えるなら、まず考えたいのはこの3つです。

1.参加した人は何を持ち帰るのか

知識なのか、人脈なのか、実績なのか、制作物なのか。

ここが曖昧だと、参加価値も曖昧になります。

2.参加者同士で何が交換されるのか

情報なのか、仕事なのか、仲間なのか、フィードバックなのか。

ここが動き出すと、場は一気に強くなります。

3.何によって挑戦や可視化が起きるのか

発表なのか、作品なのか、役割なのか、企画なのか。

挑戦の場があると、人も場も前に進みます。

---

おわりに

「ポケモンのようになりたい」という言葉には、少し雑さもあります。

でも、その奥にある願い自体はかなり本質的です。

たぶん本当に欲しいのは、見た目の華やかさじゃない。

人がまた来たくなって、誰かを連れてきたくなって、関わった履歴が自分の資産になっていく構造です。

「みやこでIT」がそこまで育ったら、それは勉強会コミュニティの枠を超えます。

京都のIT人材、企業、大学、地域をつなぐ、参加型の文化基盤になっていくはずです。

そのとき、「ポケモンのようになりたい」という言葉も、かなり具体的な意味を持ち始めると考えています。

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✍️この著者:飯田 友広

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