Claude Code と OpenClaw を触って比べた京都ハンズオン勉強会 開催レポート
この記事の要点
- 2026年4月20日、京都・大正大学京都アカデミアで Claude Code / OpenClaw ハンズオン勉強会 を開催
- 参加者 12名 が、両ツールを実際にセットアップして比較
- Claude Code は CLI ベースの公式ツール、OpenClaw はオープンソース系の対話型コード生成環境として位置づけが異なる
- 机上比較ではなく 触って比べる ことで、セットアップ手軽さ・カスタマイズ性・実務での使い分けが見えた
- 京都の AI コーディング実践コミュニティとしての色が、より鮮明になった回
2026年4月20日、京都のIT共創プラットフォーム "みやこでIT" は、「Claude Code / OpenClaw ハンズオン勉強会」 を京都市東山区の 大正大学京都アカデミア で開催しました。
今回の勉強会は、Anthropic 製の AI コーディングツール Claude Code と、オープンソース系の OpenClaw を、実際にセットアップして触りながら比較するハンズオン形式。机上の比較ではなく、自分の手を動かして体感することを重視した会です。
当日は 12人が参加。AIコーディングツールに関心のあるエンジニアが集まり、それぞれのPCで手を動かしながら、セットアップ、操作感、使いどころ、詰まりやすいポイントを確かめていく濃い時間になりました。
Claude Code と OpenClaw を、触って比べる勉強会
今回のイベントでは、Claude Code と OpenClaw の違いを机上で説明するだけではなく、実際にセットアップし、触り、使いながら理解することを重視しました。
connpass 上でも、この勉強会は「Claude Code と OpenClaw を実際に触りながら比較するハンズオン勉強会」として案内しており、目的としては次のような点を置いていました。
- Claude Code と OpenClaw の違いを実感ベースで理解する
- どちらか一方の初期セットアップを完了する
- 自分の業務や開発フローにどう組み込むかを具体化する
- 参加者同士でユースケースや詰まりポイントを共有する
この設計が、今回かなりうまく機能しました。理由は明確で、AIツールは「知っている」だけでは何も変わらないからです。実際に動かしてみると、向いている用途、想定より楽にできる部分、逆に引っかかる部分がすぐに見えてきます。
Claude Code と OpenClaw の違い — 勉強会で見えた比較軸
勉強会で両ツールを触った参加者の手触りをもとに、Claude Code と OpenClaw の違い を主要な観点で整理します。AIコーディングツールを選ぶときの比較軸としても参考になるはずです。
この比較軸は「どちらが優れているか」ではなく、自分の用途にどちらが合うか を考えるための視点です。勉強会で実際に触った参加者からは、「セットアップは Claude Code のほうが短い」「モデルや環境を差し替えたい場合は OpenClaw が選択肢になる」といった具体的な手触りが共有されました。
参加者が実際に試して分かったこと
今回の勉強会で特によかった点は、参加者が全員同じ操作をなぞるだけで終わらなかったことです。
Claude Code を中心に試した人もいれば、OpenClaw の導入や使い方を重点的に確認した人もいました。まずセットアップの完了を目標にした人、実務に近いタスクを意識して触った人、他のAI開発ツールとの違いを見極めようとした人もいました。
その結果、会の後半では 「自分がやったこと」と「そこで得た発見」 が自然に共有される流れが生まれました。
これはかなり重要です。AIコーディングツールの価値は、公式情報を読んだだけでは見えてきません。実際に使った人の視点が複数集まることで、初めて立体的に理解できます。
- どこまでスムーズに進んだか
- どこで詰まったか
- どんな用途に向いていそうか
- 何を前提に使うと強いか
こうした情報がその場で共有されたことで、各自の学びが個別で終わらず、場全体の知見になっていきました。
ハンズオン形式だから、理解が一段深くなる
イベントの進行はオープニング、自己紹介、ハンズオン前半、ハンズオン後半、クロージングという流れで組まれており、最後には感想共有や「明日からどう使うか」を話す構成になっていました。
この流れがよかったのは、参加して終わりにならないからです。
AIコーディングツールは、触った瞬間に何でもできる魔法の道具ではありません。自分の環境でどう立ち上げるか。どういうタスクから試すか。実務に入れるなら、どこに使うか。そこまで考えて初めて、導入の意味が出ます。
今回の勉強会では、その「一歩目」をかなり具体的に踏み出せた参加者が多かったはずです。単なる情報収集で終わらず、実際の活用イメージまで進めたことに価値がありました。
どちらを選ぶ? 勉強会で見えた使い分けの視点
勉強会の議論から整理した Claude Code と OpenClaw の使い分け の視点は次の通りです。「どちらか一方に決めない」という選択肢も含め、自分の状況に合わせて判断材料にしてください。
- 公式のサポート品質と最新モデルを優先する → Claude Code から入る
- モデルや実行環境を自由に選びたい/OSS 文化で学びたい → OpenClaw から入る
- まだ選び切れない → 今回の勉強会のように両方を触ってから決める
- チームに導入したい → コスト・セキュリティ・運用ルールの観点を加えて比較する
この判断は「今日の時点でどちらが自分に合うか」という問題です。両ツールとも変化が速いので、半年後にはベストな使い分けが変わる可能性があります。だからこそ、定期的に触り直せる場(=勉強会) が役に立ちます。
京都で、実践的にAI開発ツールを学ぶ場として
"みやこでIT"は京都を拠点にする IT 共創プラットフォームで、知識を受け取るだけの場ではなく、実際に試し、共有し、学びを前進させる場として運営しています(運営は Netsujo株式会社、詳細は /about / /founder をご参照ください)。今回の勉強会は、その強みが明確に出た回でした。
京都でITやAIに関わる人にとって、こうした実践型の場はまだまだ貴重です。特に Claude Code や OpenClaw のように変化が速く、使い方の幅が広いツールは、一人で試すより、同じ目的を持った人が集まる場で試したほうが圧倒的に早い。自分だけでは気づけない論点や使い方に出会えるからです。
参加者12人それぞれが触り方を持ち寄った今回の会は、人数以上に密度の高い勉強会になりました。これまでの開催履歴は /archive ページで時系列にまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q. Claude Code と OpenClaw は何が違いますか?
Claude Code は Anthropic が提供する公式のターミナル(CLI)駆動型 AI コーディングツールで、Claude モデルをバックエンドに使います。OpenClaw はオープンソースのプロジェクトで、同系統の対話的コード生成体験を任意のモデル・任意の環境に接続できる点が特徴です。勉強会では、セットアップの手軽さでは Claude Code が優位、カスタマイズ性・コスト構造の自由度では OpenClaw が優位 という手触りが共有されました。
Q. どちらから学ぶべきですか?
AI コーディングをまず体験したい、または公式のサポート品質を重視するなら、Claude Code から 始めると入りやすいです。モデルや環境を自分で選びたい、OSS 文化に親しみがあり自分で手を入れたい、という場合は OpenClaw から。「1つに決める前に両方触って比べる」という今回のやり方そのものも有効です。
Q. 京都で AI コーディングツールを学べる勉強会は他にもありますか?
"みやこでIT" は京都を拠点に、AI・Web3・Web 開発などの実践的な勉強会・もくもく会を毎月1〜2回開催しています。Claude Code や OpenClaw を含む AI コーディングツールのハンズオンも、今後も継続的に企画予定です。最新の開催情報は 公式 connpass で告知しています。
Q. 初心者でも参加できますか?
参加できます。今回のハンズオンも、AI コーディングツールを初めて触る方から、実務でこれから導入したい方、他の AI 開発ツールとの比較をしたい方まで、12 人が各自のペースで進めました。ハンズオン形式なので、つまずいたポイントをその場で周囲と共有できます。初めて参加される方は /first-time もあわせてご覧ください。
Q. 次回の開催はいつですか?
次回以降の勉強会・もくもく会は、みやこでIT の connpass ページ で随時公開しています。Claude Code / OpenClaw の続編や、他の AI 開発ツールを扱う回もあわせて企画中です。
まとめ|Claude Code と OpenClaw を実践で比較できた濃い時間
今回の 「Claude Code / OpenClaw ハンズオン勉強会」 は、12人の参加者が実際に手を動かしながら、AIコーディングツールの違いや使いどころを確かめ、さらに各自の発見を共有することで、理解を深める時間になりました。
AI開発ツールの価値は、眺めているだけでは分かりません。触ること。比べること。詰まること。共有すること。このプロセスを通じて初めて、自分の仕事や開発にどう生かせるかが見えてきます。
"みやこでIT"では、今後も京都でIT・AI・開発に関わる人たちが、実践ベースで学べる機会をつくっていきます。関心のある方は、ぜひ次回の開催もチェックしてみてください。
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関連リンク
- "みやこでIT" 公式サイト: https://www.miyakodeit.com/
- "みやこでIT" connpass ページ(次回開催はこちら): https://mit.connpass.com/
- 運営会社 Netsujo株式会社: https://netsujo.jp/
- 関連記事: 生成AI時代に、WordPressを学ぶべき3つの理由 / みやこもくもく会#56 with Digital Nomad Kyoto 開催レポート
- 代表プロフィール: 飯田友広 / Netsujo株式会社
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