佛現寺での定期開催を2024年から継続。お寺の本堂でコードを書く、他にはないITイベント体験を確立し、「みやこでIT」の原風景を作った事例。
京都のITコミュニティを継続するにあたり、「京都らしさ」を活かした会場を探していた。貸し会議室やカフェでは他の都市と差別化できない。京都固有の文脈を活かせる場所として、お寺に目を向けた。
佛現寺の住職に直接相談したところ、「お寺は人が集まる場所。IT勉強会でも歓迎です」と快諾いただいた。2024年4月の初回開催から継続中。
「京都らしさ」を感じられる場所でもくもく会を開きたい——その起点から、佛現寺の住職に直接相談したところ「本堂を使っていいですよ」と即答をいただきました。最初の会は参加者5人ほど、畳の上に座布団を敷きPCを膝に置いてコードを書く手探りの開催でしたが、「集中できる」という声が多く、継続が決まりました。
佛現寺は14代続く浄土真宗西本願寺派のお寺です。寺側も地域住民の交流と集いの場としてお寺を開く「とまり木プロジェクト」を展開しており、「地域に開かれた場をつくりたい」という寺側の意向とコミュニティ側の意向が重なっています。開催アーカイブには佛現寺での開催が23回記録されており、2026年5月には伏見区の大光寺(1260年開基)が2拠点目に加わりました。
お寺が作業に向く理由は3つあります。第一に静けさ——本堂は外の音が入りにくく、カフェの雑音がない。第二に切り替えの儀式性——山門をくぐり靴を脱いで本堂に上がる動作が仕事モードへの切り替えとして機能します。第三に話題性——「お寺でコードを書く」体験自体が発信力を持ち、コミュニティを広げるエンジンになりました。初参加者からは「普通に仕事より集中できた」という感想が多く、Digital Nomad Kyotoとの共催では海外ITエンジニアに特に好評です。
TEMPLEモデルのE(Environment)として体系化。他の地域でも「その地域の文脈を活かした会場選び」の参考事例として引用されている。大光寺の追加で京都市内2拠点のお寺ネットワークに拡大。
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