佛現寺・大光寺など複数のお寺をIT勉強会会場として継続活用することで、「京都=お寺でIT勉強会」というポジションを確立。メディア取材・産学連携の入口になった事例。
京都で他都市と差別化できるITコミュニティを作るには、京都固有の文脈を活かす必要があった。貸し会議室では「どこの都市でもある勉強会」になり、コミュニティとしての記憶に残らない。土地の文脈を会場として取り込むという仮説からスタート。
佛現寺の住職に直接相談し「お寺は人が集まる場所、IT勉強会も歓迎」と快諾を得たことから始まった。2024年4月に初開催し、参加者の反応が想定以上だったことで、定期化を決定。
「お寺でIT勉強会」を看板にするに至った起点は、貸し会議室では「どこの都市でもある勉強会」になり記憶に残らない、という課題認識でした。京都固有の文脈を会場として取り込む仮説のもと、佛現寺の住職に直接相談し「お寺は人が集まる場所、IT勉強会も歓迎」と快諾を得たことから始まりました。
開催アーカイブには、佛現寺を会場とした開催が2024年4月の「みやこもくもく会#28」から2026年5月の#58まで23回記録されています。定例のもくもく会に加え、みやこ忘年会(2024年・2025年)、「AI GHOST STORY SHORT CONTEST」(2025年9月)、怪談イベント(2025年7月)など季節企画もお寺で開催してきました。2026年5月23日には伏見区の大光寺(文応元年・1260年開基)でも初開催し、京都市内2拠点のお寺ネットワークに拡大しています。
ブランド化の手法は3つです。同じ会場を継続利用すること、「みやこもくもく会#56 @佛現寺」のように会場名をイベントタイトルに入れること、会場オーナー(住職)と継続的な関係を築くこと。この積み重ねで「あのお寺でやるやつ」という記号化が進み、畳の上でノートPCを開く体験自体が参加動機になりました。海外参加者にも京都らしさを体感できる場として好評です。
現在この知見は、コミュニティ運営フレームワーク「TEMPLEモデル」のE(Environment)として体系化し、ブログ記事として公開しています。お寺という会場は「みやこでIT」の象徴的な要素として確立され、寺院側にとってもIT技術者層との新しい接点になっています。
お寺会場のノウハウを「TEMPLEモデルのE章」として再現可能なフレームワーク化。他地域でも「神社・古民家・蔵」など土地固有の場所と組み合わせられる形で展開可能。
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