
たとえば、京都のお寺でノートパソコンを開く。
隣には初めて会うエンジニア。少し離れた席では学生がアプリをつくっている。休憩時間には最近使っているAIの話や仕事の悩み、休日の過ごし方まで、いろいろな会話が始まります。これは、これから育てたい交流の姿を描いた想像上の一場面です。
「みやこでIT」では、そんな時間を大切にしています。2019年に京都で活動を始めてから、もくもく会、勉強会、交流会を続けてきました。
私自身もたくさんの仲間と出会いました。長く付き合ってくれる人、一緒に新しいことを考えてくれる人、困ったときに相談できる人。これからは、その価値をもっと育てていきたいと考えています。
また会いたい人がいる。それだけで、街は少し面白くなる
京都には、エンジニア、研究者、起業家、クリエイターなど、さまざまな人がいます。普段の生活では接点の少ない人たちが、所属や年齢、専門分野を越えて同じ場所に集まる。その時間には、思いがけない発見があります。
次のような声を掛け合うことを想像してみてください。
「この前つくっていたもの、どうなりました?」
次に会ったとき、前回の会話の続きを話せる。京都にまた会いたい人が増える。それだけで、京都で働くことや暮らすことはもっと楽しくなると思います。
「いま何に夢中か」から始まる出会い
Web開発、AI、デザイン、セキュリティ、ロボティクス、ゲーム。専門分野も大切ですが、その人が最近何に興味を持っているか、何をつくろうとしているかも聞いてみたいのです。
ここからの会話も実際の参加者の発言ではなく、架空の例です。
「最近、家族のために小さなアプリをつくっています」
「仕事とは別に、ゲーム開発を始めました」
「AIを使って、地元のお店の困りごとを解決できないか考えています」
そんな話から、会話が広がります。同じことに興味を持つ仲間が見つかるかもしれません。違う経験を持つ人から、新しい視点をもらえるかもしれません。
自分が夢中になっていることを楽しそうに聞いてくれる人がいる。それは、新しい挑戦の大きな支えになります。
小さな「やってみたい」を、次の機会へ
2019年に「みやこでIT」を通じて出会ったメンバーが結成したチームは、NEMTUS主催のHACK+2023で献血支援DApp「Cycle」を開発し、最優秀賞を受賞しました。受賞はチーム自身の成果です。詳しくはHACK+2023の記録に掲載しています。
Digital Nomad Kyotoとの共催では、京都のITエンジニアと海外からの参加者が交流してきました。お寺での集まりの具体的な様子は大光寺の開催レポートでも紹介しています。これからもっと増やしたいのは、誰かの「やってみたい」が次の機会につながることです。
つくりかけのアプリを誰かに触ってもらう。初めての技術発表に挑戦する。研究していることを異なる分野の人に話す。地域で見つけた課題を技術者と一緒に考える。
本人が楽しんでいて、話を聞いてみたい人がいる。そんな小さな始まりを大切にします。
一人ひとりの挑戦を、本人の実績として残す
初めて人前で発表したこと。誰かの開発を手伝ったこと。つくったものに初めて感想をもらえたこと。一緒に企画を立ち上げたこと。新しい友人ができたこと。
コミュニティでの経験が、その人自身の歩みとして積み重なってほしい。これからは参加者が共有したいと思った挑戦や変化を、本人の確認を取りながら紹介していきたいと考えています。
一人の活動の記録が、次に同じことへ挑む誰かの参考になる。企業や大学、地域の人にとっても、京都で活動する人を知るきっかけになります。
まずは、気軽に遊びに来てほしい
毎回発表したり、新しいプロジェクトを始めたりする必要はありません。
黙々と作業する日も、誰かと雑談する日も、仕事のことを忘れてゆっくり過ごす日もあっていい。初めての人も、久しぶりの人も、いつもの人も、それぞれのペースで参加できます。参加方法は初めて参加する方への案内で紹介しています。
面白いことが生まれる余地を残しながら、自然体で集まり続ける。「また来たいな」「あの人も誘ってみようかな」と思ってもらえる場を育てたいです。
数年後に振り返ったとき、「あのとき、『みやこでIT』に行ってよかった」と思える時間が少しずつ増えたら嬉しいです。
京都で、誰かと、何かをつくる。これからも、一緒に楽しんでいきましょう。
— 「みやこでIT」主宰 飯田友広
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📊 Source data
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LM-4無料配布資料
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